老犬に車いすって必要?値段や使い方を分かりやすく解説

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1.はじめに

なんとなく犬用の車いすの存在は知っているけれど、すごく高そうなイメージで使い方がわからない方多いですよね。私自身が今までたくさんの老犬を介護してきた経験を通して、犬用車いすについてわかりやすく解説します。

2.犬用車いすの値段の相場

新品の犬用車いすの値段の目安は9,000円~75,000円

中古の場合、7,000円くらいから購入可能です。

一昔前では十数万円出さないと購入できないイメージでしたが、最近ではだいぶ購入しやすい価格の商品もたくさんあるようです。

3.犬用車いすの種類

犬用車いすといってもそれぞれの商品によって素材や重さ、構造が様々です。

大きく種類分けできる要素に車輪の数の違いがあります。

1.2輪タイプ

前足又は後足、からだの中心部に2つの車輪がついているタイプです。例えば、老化により後ろ足が弱って動かない愛犬の場合にまだ元気な動く前足には車輪をつけず、後ろ足についている車輪を前足でこいで(歩いて)使います。

2.4輪タイプ

前足と後足両方に車輪がついているタイプです。前足と後足両方が弱ってしまっている場合や、愛犬が自力でバランスをとれない場合に使います。2輪ずつ車輪の大きさが違うもの、4輪共に同じ大きさの車輪のものがあります。

4.犬用車いすを使用する際の注意点

私自身多くの老犬を介護し看取ってきましたが、1頭1頭個々に介護度の進み具合が違います。愛犬に犬用車いすを購入する際は下記の点に注意しましょう。

1.採寸

オーダーメイドの車いすの場合愛犬のからだの寸法をしっかり測る必要があります。

採寸に必要なもの

・柔らかいメジャー

・硬いメジャーもしくは長い定規

・体を支えるタオル

オーダーメイドの場合発注する際愛犬の体の約10個所ほどをの寸法を測る必要があります。採寸部位の詳細は商品によって異なるため、購入したい販売元の採寸方法にしたがって測りましょう。寸法を測る際、愛犬が4本足で立っている状態のサイズも測らなければいけないのですが、後ろ足が弱っている愛犬の場合自力で立っていることができないので、1人が愛犬のお腹にタオルを巻いて自然な高さまで吊って(紐だと痛いので)もう1人がメジャーで採寸しましょう。体が不自由な愛犬の採寸はなかなか大変な作業ですが、購入したのにサイズが合わなかったということがないようにしっかり採寸しましょう。

2.体重

オーダーメイドではなく既製品の場合はとくに犬種分けで商品のサイズを選択するようになっていますが、同じ犬種でも体重や体格で車いすのサイズが変わるので選ぶとき注意しましょう。

体重の測り方

抱っこできる大きさの愛犬の場合は、人間の体重計で測定できます。

①愛犬を抱っこして体重計に乗り人間と愛犬の合計体重を測定→②人間だけが体重計に乗り人間のみの体重を測定

人間と愛犬の合計体重ー②人間のみの体重愛犬のみの体重

上記のように抱っこできない大きさの場合は、大型犬用の犬用体重計やかかりつけの動物病院で診察の際測定しましょう。

3.床ずれ、大きなイボなどが悪化しない形状かどうか

・床ずれ(マットや床に愛犬の体が接し圧迫されることによる血行不良から皮膚の一部が壊死してしまうこと)

・大きなイボ(老犬になると代謝が落ち、抵抗力が低下しイボが増えてくる事があります)

・斜頸(首が斜めに傾くこと)

上記は老犬に観られる症状の一部です。愛犬を固定するバンド、フレームや車輪の位置など商品によって形が様々なので、自分の愛犬に合っている形状の車いすを選びましょう。

4.購入後のアフターフォローがしっかりしているか

愛犬のためにせっかく購入した車いすです、使い方がわからない時など購入した後もサポートしてくれるショップがおすすめです。サイズの微調整対応だと本当にありがたいですよね。

5.まとめ

体重や個体差にもよりますが老犬の介護、特に歩行困難な老犬の介護は人間の介護並みに大変です。1日24時間の中で仕事や家事育児、人間の介護などをこなしつつ、歩けなくなった老犬を介護をすることは並たいていのことではありません。

犬用車いすをはじめ自分の愛犬に合った便利な介護用品を上手に活用しましょう。

また、愛犬の介護に悩んでしまった時は、まずは老犬ホームに相談してみましょう。

飼い主が倒れてしまっては愛犬の介護はできません。まず飼い主がしっかり睡眠をとり食事をとり元気な状態で介護することが大切です。

日帰りのお預かり~終身お預かりまで、幅広い対応の老犬ホームも増えてきています。

大好きな愛する我が子の老後を飼い主も愛犬も共にハッピーに過ごせますよう願っています。

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