老犬の介護には介護用品がおすすめ

飼い主さんの意識の向上や獣医療の発展などにより、犬の平均寿命はそれぞれ小型犬では14歳、中型犬・大型犬では13歳となっています。

大切な家族の一員である愛犬が長生きしてくれることはとても嬉しいことですが、高齢化に伴い犬も人間と同様に介護が必要となってくるケースが増えてきていることが現状です。

よって今回は、愛犬が老犬となった時にどのような介護が必要となってくるのか、またその時に活用できる介護用品の種類をご紹介していきます。

LINEから予約、お見積り可能です!

 

老犬に介護が必要な場面とその介護用品

人間と違い、動物の介護は基本的に飼い主さんが全てを担当することが多いため、可能な限り飼い主さんの負担を減らすことが大切となってきます。

今は老犬用の介護用品も様々なものが販売されてきているため、ぜひ活用していただければと思います。

 

食事を与える時

加齢に伴って筋力が落ちてきている老犬の中には食事の姿勢を自力でキープすることが難しいため、飼い主さんがフードボウルを手で支える、食べやすい高さまであげるなどの介助を必要となってくる場合があります。

そのような時は飼い主さんの手が疲れないように持ち手付きの食器や、愛犬の状態に合わせてテーブルの高さ・角度を調節できる食事用テーブルがおすすめです。

また、食が細くなり自力で食べる分だけでは必要なカロリーや栄養を摂取できないため高カロリーで消化吸収の良い流動食を与える必要がある際にはシリンジや注入器を活用しましょう。

トイレ(排尿排便)の時

老犬になると歩くスピードもゆっくりになるため、決められた場所への移動が間に合わずにトイレ以外で排尿や排便をしてしまう場合があります。特に布団の上などでしてしまうことも多いため、飼い主さんのストレスとなってしまうこともあるでしょう。

しかし、ここで怒ってしまうと愛犬は萎縮して排泄行為を我慢し、病気になってしまう

危険性もあるため、怒るのではなく防水シーツなどを予め敷いておくようにしましょう。

なお、愛犬が歩くことが難しくなりトイレまでの移動もできない場合には紙おむつやマナーパッドをつけてあげて、定期的に交換する必要があります。

お散歩の時

獣医師から安静などの指示が出ていない場合は、老犬となり歩行がおぼつかなくなっても自力で歩いてお散歩に行くことは筋力の維持のためだけではなく、ストレス解消や良い刺激にもなります。

よって、歩行補助ハーネスなどの歩行を支えるグッズを使用して愛犬の歩くスピードに合わせながらゆっくりお散歩を楽しみましょう。

また、長期間の歩行が難しくなったときもペットカートに乗せてあげて外の空気を感じさせてあげることも老犬の健康維持につながると考えられます。

バリアフリー対策として

加齢に伴い、筋力だけではなく視力や嗅覚、聴力などの様々な能力が低下してくると障害物を避けることや段差の上り下りが老犬には大きな負担となってしまい、また事故や怪我のリスクも高まります。

高齢化に伴う能力の低下は防ぐことはできませんが、事故や怪我を予防することは飼い主さんにもできるため、机の角などのコーナーにはガードクッションを貼る、ちょっとした室内の段差にはステップを置いてあげるなどしてバリアフリーな環境を整えてあげましょう。

床ずれ対策として

愛犬が寝たきりとなった時に気をつけなくてはいけないことの1つに「床ずれ」があります。防ぐためには2時間に1回程度の寝返りが目安だといわれていますが、高機能な床ずれ予防ベッドや防止マットを活用すれば1日3回程度で充分だと考えられているため、ぜひ早めに使用を検討しましょう。

飼い主さんと愛犬の快適な介護生活のために

大切な家族の一員である愛犬が老犬になって介護が必要になるとショックを受ける飼い主さんも多いと思いますが、それだけ長生きしてくれた証拠でもあります。

今回ご紹介した介護用品を活用しつつ、快適な介護生活を目指しましょう。

LINEから予約、お見積り可能です!